シリーズでアップしている、Lewis Nash のドラムソロの3回目。曲はTommy Flanagan のアルバム、 Sunset and the Mockingbird から1曲目の BIrdsong です。 今日の3コーラス目は8小節のトレードになっています。 ここまでルイス・ナッシュのソロを見てきて思うのは、実はそれほど複雑で難しいことをやっているわけではないということです。今回の1つ目のソロの基本のアイデアは、おそらく3連符のシングルストロークに右手のアクセントでフロアタムを加えただけです。アイデアとしてはシンプルですが、とにかく早くて音の粒がきれいに整っていて正確。聴く人には圧巻です。とくに生でみたら度肝を抜かれるくらいの迫力があります。
ルイス・ナッシュのテクニック的な特徴の一つに、超高速で正確無比なスティックコントロールがあります。これは継続した丁寧な基礎練習の賜物でしょう。ワールドクラスで超一流の活躍をしているルイス・ナッシュの演奏を支えているものは、実はごくごく当たり前の事のような気がします。
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だいぶ間隔をあけてしまいましたが、この前ご紹介した Lewis Nash の4小節ソロの2コーラス目です。 ルイス・ナッシュはソロのアイデアがとにかく豊富です。中にはとても真似できないようなものもありますが、今回の4つのソロ(多分1つ目は除く)は比較的シンプルなアイデアと言えるでしょう。特に4つ目のソロは初心者でも比較的簡単にチャレンジできると思います。
ジャムセッションでドラムソロが回ってくるのに怯えている初心者は多いと思います。4バースはとにかくいろいろな人のソロをたくさん聞きましょう。そして簡単と思えるものからどんどん挑戦しましょう。まずはアイデアの引き出しを増やすことが大事です。最初はセッションでソロが回ってきたら、覚えた通り使えばいいのです。そうやって場数を踏んでいけばすぐに慣れることができます。 4バース、8バースの練習をするにはルイス・ナッシュは素晴らしいお手本です。 今回は90年代を代表するジャズドラマー、ルイス・ナッシュのドラムソロです。 Lewis Nash は私が学生だった90年代、シーンを席巻したドラマーです。とにかく売れっ子で、予定表は3年後までびっしり埋まっているというエピソードがありました。そして今までに400枚を超えるレコーディングに参加。ジャズの歴史上、最もレコーディングしたミュージシャンの一人に数えられています。 サイドマンとしてそこまでの需要があるというのは恐るべきことです。様々な音楽のスタイルや状況に柔軟に対応して、常に素晴らしい音楽を作っていくことができるんです。一言で言うと柔軟で幅広い対応力と深い音楽性、ということになるんだと思います。 ドラマー目線では技のデパートということが出来ます。正確で高速なスティックコントロール、様々なアイデアを盛り込んだドラムソロは圧巻です。 今回は Tommy Flanagan の Sunset and the Mockingbird というライブレコーディングの一曲目 Birdsong から、4小節と8小節のドラムソロです。 3コーラスに渡り、ピアノとドラムのトレードをしています。まずは最初のコーラスの4バースです。
続きはまた後日! 2つ前の記事で取り上げた Carl Allen のドラムソロの続きです。前回のセカンドリフとドラムソロのトレードから続く、32小説のコーラスソロです。上のYouTubeの音源の3分46秒あたりから始まります。 私がCarl Allen に対して、特にCarl と同世代の Lewis Nash と比べた時に抱く印象は、細かい高速フレーズを詰め込んだ様なフレーズではなく、シンンプルで音数少なく、いい意味で大雑把気味。潔いかっこよさを感じます。特にこのソロは歌いやすい印象的なフレーズがとてもかっこいいと思います。 4/5拍子が突然出てきますが、ここはおそらくちょっとしたハプニングだと思います。厳密にカウントしながら譜起こしするとこうなるというだけで、深い意味はありません。
Rage Against the Machine の Guerrilla Radio です。1999年の曲なので、もう20年も前の曲ですね。
譜面は動画の48秒あたりから始まる A メロのドラムパターンです。16分音符の細かいコンビネーションが連続したパターンです。かなり難しいパターンです。また、同じパターンのループではなく、細かいところが割と毎回違うので、覚えて完コピするのも大変かも知れません。 |
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3月 2025
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