昨年、Spotifyがサードパーティーアプリで楽曲を利用出来ように提供していた機能を廃止してしまい、それまで使っていたAmzing Slow Downer のようなアプリでSpotifyの楽曲を利用できなくなりました。譜面を作るときや練習で曲のスピードを下げる事ができなくなり、大きな不便を感じていますが、幸い iOS ではApple Musicを Amazing Slow Downer などで利用することがで出来ます。しかし、バグなのかスピードを下げた時に音質が明らかに劣化することがあり困っていました。
そんな中レッスンに通われている方から、SpotifyはChromeブラウザーにプラグインを入れると再生速度を変えられると聞き、早速リンクを送ってもらい試してみました。 Spotify Playback Speed パソコンを使う必要があり、iPhoneやiPadでは使えません。また、アプリには対応しておらず、ブラウザー上でWebプレイヤーを使う必要があります。 と少し制約があるのですが、なんと Preserve Pitch と言うオプションがあり、アナログのように再生速度と連動してピッチを変えられます。実はこの機能は Amazing Slow Downer にもありませんでした。 ドラムソロなどの細かいフレーズを採譜したい時に、ピッチが固定されていると、リバーブなどのエフェクトの影響で細かいディテールがとても聞きづらくなります。しかしスピードと一緒にピッチも下がってくれると、スッキリして聞きやすくなります。もちろん歌物ではボーカルの声が低くなってしまいますが、ここぞと言うときにとても役に立つオプションです。 私は譜面を作るのは Noteflight と言うウェブアプリを使っています。そのためChromeブラウザーのウィンドウを行き来するだけで再生と譜面作成ができるので、使い勝手も悪くありません。そこまでは望めないかもしれないけど、ABリピートや、マーカーを打つ機能があれば言う事がありません。
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当教室のレッスンでは、一部市販の教則本なども使いますが、練習曲の譜面などのほとんど は、私が採譜した物を使っています。ほぼ一年中何らかの新しい曲を採譜していて、その中で面白いものは時々ここでシェアしたいと思っています。しかしここ数年はずっとサボっていました。今回かなり久しぶりですが、Led Zeppelin の Good Times Bad TImes を紹介します。 Led Zeppelin はロックの歴史の中でビートルズに次ぐ非常に重要なバンドだと思います。しかしながら、ビートルズに比べるとその知名度は一気に下がる印象です。教室で小学生くらいの子供も含めて、ビートルズを知らない人はまずいません。逆に音楽好きの人たちでも、特に洋楽のロックに興味がない人たちでは、ある程度以下の年代でZeppelinを知っている人はほとんどいません。 Zeppelinがどれくらいイギリスにとって重要な存在かの例として、2008年北京オリンピックの閉会式があります。2012年にロンドンオリンピックが開催されました。その前の2008年が北京オリンピックです。オリンピックの閉会式では次の開催地への引き継ぎがあります。2016年のリオデジャネイロの閉会式では、次の開催地である日本を代表して、当時の安倍総理がマリオのコスプレで登場して話題になりました。 2008年の北京オリンピックの閉会式で、次の開催地イギリスを代表してパフォーマスンスを披露したのがzeppelinのギターリスト、ジミー・ペイジでした。 またZeppelinのドラマー John Bonham は、ロックの歴史に燦然と輝く偉大なドラムレジェンドです。元々はジャズに傾倒していたそうで、随所にジャズからの影響を感じることができます。代表的な例として、『ベースドラムの3連符の頭抜き』がよく言われます。この言葉を聞いてもピンと来ない方は、是非 Good Times Bad Times を聴きましょう。 この曲、私は高校生の頃聴いていました。この歳になって久しぶりに聴いてみて、今更ながら本当に驚きました。恥ずかしながら、当時はこんなにすごいことをやっているとは分かりませんでした。 ドラムの注意点としては、ハイハットの音とカウベルの音が被っているように聴こえますが、単純に右手でカウベル、左足でハイハットの8分音符をキープだと思います、、、ってこれだけでも相当難易度上がります。 ![]()
今Yahoo!ニュースで、ドラマーのポンタさんこと、村上ポンタ秀一さんがお亡くなりになった事を知りました。
ポンタさんと言えば私たち世代には説明不要な日本を代表する偉大なドラマーです。元々はスタジオで活躍されていた方で、ものすごい数のレコーディングセッションに参加されて来ました。長いキャリアのその時々で、様々な演奏を遺されたポンタさんですが、私にとってはなんと言っても Ponta Box です。当時私はちょうど大学生で、ジャズにどっぷりめり込んでいました。 当時の日本のジャズシーンは、大坂昌彦さんなど、その当時若手だったミュージシャンの活躍がめざましく、大いに盛り上がっていました。そこへ当時中堅からベテランの域に差し掛かっていたポンタさん率いる Ponta Box が現れました。恥ずかかしながら、ポンタさんの事をスタジオドラマーで、得意とされているのは歌物のバックなど、ポップスやロックと勝手に思い込んでいた無知な私は、Ponta Box を聴いてぶっ飛びましたよ。とにかくカッコよくて、特にモントルー・ジャズフェスティバルのライブアルバムは何度も聴きました。 個人的には2、3度お会いしたことがある程度ですが、とても優しく接して下さった事を思い出しています。 それにしても、まだ70歳!!早すぎます。 ポンタさんの早すぎるご逝去を悼みながら、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして今までのご活躍に敬意を表するとともに、日本の音楽界、ドラマー界に対する多大なご貢献に心より感謝申し上げます。 https://open.spotify.com/album/03kPhoAknilGoiAEDEIfIW?si=MuBUGniOQRmRKttWSlpIyA https://music.apple.com/jp/album/ponta-box-live-at-the-montreux-jazz-festival/1445398726
Spotifyでお気にりの5曲を選んで公開しようという企画があったので選んでみました。これ本当に悩みますね。5曲だけ選ぶって。自分の音楽性に絶大な影響を与えてくれたアーティストをまず上から順に選んで、さらにアルバム、そして曲と選んでいくとこの5曲かな。
久しぶりにグルーブのパターンです。毎週1パターンくらい、かっこいいグルーブを紹介して行きたいと思いながら、かなりのご無沙汰です。今回はジャズのサックス奏者 Gary Bartz の新譜 Night Dreamer Direct-To-Disc Sessions から1曲目の Harlem to Haarlem のパターンです。
Spotify や Apple Music はとても便利で、最早以前の環境には戻れないと感じています。しかし、一点だけ昔の方が良かったと思うのが、ライナーノーツと表裏のジャケットです。特にジャズの場合は、例えばブルーノートレコードの様に、プレイヤーの名前が裏ジャケットに表記されていることが多いです。さらに、より詳細な情報もライナーノーツで読めるので、自然と新しいサイドマンの名前を覚えることができました。今は外部サイト等へ自分で情報を探しに行かないといけないので、やっぱり面倒ですね。 その代わり、一切の先入観を持たずに音楽を聴けるようになった気はします。今回もGary Bartz and Maisha の Maisha って初めて聞く名前でしたが、イギリスのジャズバンドだそうです。ドラマーの名前も全く知らなかったけど、めちゃくちゃかっこいいですよね。 |
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2月 2025
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