今更ですが、電子ドラム(以下エレドラ)を買おうかと検討しています。実を言うと、私は今までエレドラにはあまり興味がありませんでした。生のドラムセットを叩ける環境があれば、まあ基本的には必要ないのでは無いかと思っています。ただ、エレドラ購入についてのご相談は良くお受けするので、多少はエレドラの事も知っておかないと、と言う義務感はありました。
では何故今更購入を検討しているかと言うと、個人的な話でお恥ずかしいですが、6歳になる長男のためです。私は郊外のマンションに住んでいて、家にはドラムセットはありません。実は教室のスタジをがあるのは、私の両親の家です。子供は月に何回か遊びに来ますが、この前空いている時間にスタジオで遊ばしていたら、いつの間にか8ビートを叩ける様になっていて驚きました。親ばかで恥ずかしい限りですが、それを見ていて、家で練習できる環境を整えてやったら面白いかなと思い始めました。 話がそれますが、10年くらい前に、電子ドラムセットではなく、パーカッションパッドを打ち込み用に買おうかと思っていた時期があります。楽器屋に行くと色々なモデルがあったので、試奏させてもらい、よく遊んでいました。安い物は1万円台からありましたが、パッドの感度が悪すぎて、ルーディメンツのアクセントやロールなど、細かいタッチを全然拾ってくれず、使い物にならない物ばかりでした。ゴ ムの打面の上で鳴っている音と、スピーカーから聴こえてくる音が全く違うのです。まあ、そんなのお前のタッチが弱いんだ。テクニック不足だ、と言われたらその通りかも知れませんが、本物のスネアを叩いている感覚とは程遠いのは間違いありません。 有名ブランドだと、ヤマハの DD65の一世代か二世代前の、当時のモデルを試した事もあります。値段は確か2万円くらいだったと思います。これも全然期待はずれで、ヤマハなのにと驚いたのを覚えています。 もう少し高い物でないと使い物にならないのかと思い、さらに調べて行くうちに、ローランドの製品に行き着きました。当時の型番は忘れましたが、今のモデルだと、SPD-SX や SPD-30 に相当する製品でした。10年くらい前の事なので記憶も曖昧ですが、4万円くらいのモデルと、7万円くらいの上位機種があったと記憶しています。ちなみに、当時はヤマハの DTX-MULTI 12 に相当する物は無かったと思います。 5万円以下の予算しかありませんでしたが、4万円くらいの物で充分なはずだと期待して楽器屋に行きました。しかし、4万円くらいのモデルは期待には遠く及ばず、とてもがっかりしました。一方、上位機種の方は、実際にスネアを叩いている感覚にかなり近く、素晴らしかったのですが、予算オーバーで購入には至りませんでした。 この時の経験から、電子ドラムやパーカッションを買う時は、特にライブやレコーディングで使う予定が無く、あくまで練習用の場合は、パッドの感度が命だと思っています。 電子ドラムセットの場合は、ヤマハやローランドの主力モデルであれば、パッドの感度で不満に思う事は無いと思いますが、必ず楽器屋で試奏して、どの程度細かいタッチを拾ってくれるかを確認して、納得してから買った方が良いと思います。特に、10万円を切る様なエントリーモデルの場合は、しっかり確認して、納得した上で買わないと、後で後悔する事になるかも知れません。 教室で電子ドラムの購入を相談された時も、いつも以上の様な話をしてきました。 もちろん今までも真剣に考えてアドバイスをして来たつもりですが、やはり人間自分で買うとなると真剣度が違います(笑)先日、そう言う意味では、初めて真剣に楽器屋でエレドラをあれこれ試して来ました。本当はその時の感想を記事にするつもりでしたが、前振りが長くなりすぎたので、続きは次回に改めます汗 今年の更新は今日が最後になるかと思います。今年はホームページをリニューアルしてモバイル対応にしたのを皮切りに、ホームページでの情報発信について考えて、時間をかけた一年でした。こうしたら面白いかも、とアイデアはたくさんあるのですが、なにぶん一人でやっている教室なので、手が回らず、中途半端で歯がゆい状態です。 来年はもう少しコンテンツを上手にまとめて、皆さんのご興味のある事柄を、初心者の方にもわかりやすく発信していけたらと思っています。 改めて、今年一年いろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。来年が皆様にとって素晴らしい一年になります事を心よりお祈り申しあげます。 YRZ Musc 萬屋ドラム教室 星出隆治
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年の瀬も迫り慌ただしい毎日を言い訳に、ホームページの更新も滞りがちです。今年最後の更新になってしまうかも知れませんが、張り切って行きます。 今日は ROTTENGRAFFTY の Walk を簡単にご紹介します。YouTube で公式の動画が見つかれば張りたかったのですが、良くわからなかったのでやめておきます。しかしライブの動画等簡単に見つかったので、是非探してみて下さい。 この曲の基本のパターンは下の譜例のようになります。大事なポイントゴーストノートです。 上の譜例で、括弧でくくった音がゴーストノートです。はっきりとは聞き取れないくらい、とても弱く打ちます。3拍目のスネアは括弧がないので、強く叩きます。このビートはハーフタイムフィールなので、この3拍目のスネアがバックビートのアクセントです。 最初はゴーストノートを省いた下のビートを練習して、ゴーストを入れた時に、これと同じ様にサウンドする様に練習しましょう。 順序が逆になってしまいましたが、イントロの基本パターンは下記の通りです。 実際の曲の中では、フィルインやアクセントの移動など、細かい変化が多い曲なので、かなりめんどくさく難しい曲ですが、ゴーストノートの練習にはもってこいの曲です。
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9月 2024
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