今回もジャズのドラムソロの譜面です。Miles Davis の Cookin' With The Miles Davis Quintet に収録されている、Blues By Five における、4バースのドラムソロです。ドラマーは Philly Joe Jones です。 Philly Joe Jones はルーディメンツの名手で、パッと聴いた感じでは到底分からない様な複雑な手順を使っています。昔のModern Drummer にJohn Riley が Miles Davis の Workin' に収録されている Four における Philly Joe Jones のドラムソロを解説している記事があります。非常に複雑な手順が書かれていて、初めてその譜面を見た時は、なんでこんな事が分かるんだ?と衝撃を受けました。
また、同じく過去の Modern Drummer で Philly Joe Jones のインタビューを読んだら、Philly は自分の過去のドラムソロを自分で解説した本を書いていて、レッスンでは教材として使っていたそうです。 Berklee にも Philly Joe Jones のマテリアルをたくさん持っている先生がいましたし、おそらく John Riley も直に Philly のレッスンを受けた事があるか、Philly のマテリアルを見た事があるのでは無いかと思っています。 私は John Riley の譜面を読んで以降、自分なりにも Philly の手順を考える様になりました。パソコンを使って再生速度を遅くすると、特にパラディドル系の手順等は、なんとなく分かる様になります。 過去に教わった手順もおおくありますが、それがこの曲でも正しいかは、正直私には分かりません。インターネットの様な公の場で、推測に基づく手順も含めて譜面を公開するのは、ちょっと恥ずかしいのですが、あくまで私にはこう聴こえる、という主観で手順付きの譜面を載せてみます。 くどい様ですが、上の手順はあくまで私の考えです。また、3つ目のソロですが、6拍5連の様なリズムになっていて、譜面には中々書ききれません。よって譜面上では6拍で収まる様に書いていますが、CDで聴いた感じとは多少違います。 などなど、おそらく突っ込みどころ満載なのですが、それでも多少はお役に立てばと願っています。疑問や間違いの指摘などありましたら、是非お知らせ下さい。
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
カテゴリ
すべて
アーカイブ
9月 2024
|