ドラマーに一番大事な事は!?
こ ういった質問はまるで禅問答みたいで、ずばり一言正解といものは存在しないかも知れません。私は、ボヤけた言い方ですが、「気持ちのいいフィール」と答え ます。テンポキープは? 正確なリズムは? 音色は? テクニックは? 等色々と反問されますが、テンポキープが出来ないドラムや、リズムの悪いドラムを聴いていて気持ちよくなる訳がないのです。音の汚いドラム、音色がバラバ ラだったり、基礎のテクニックに問題があるドラム‥‥等々みな同様です。
聴いている人や一緒に演奏している人が、気持ちよくて自然に音楽に合わせて体を動かしたくなる様な、気持ちよいフィール。ビート、グルーブ、スイング・・・言い方はいろいろありますが、これこそ、間違いなくドラマーに取って一番重要な事です。今回はそんなフィールについて考えてみたいと思います。
ド ラムに興味をお持ちで、この記事を読んで下さっている方のほとんどは、ポピュラーミュージックを志向されている事と思います。ちなみに、ここで言うポピュ ラーミュージックとは、日本でジャンルの一つとして使われるポップスと言う言葉とは少し語感が違います。ポピュラーミュージックとは「クラシック音楽以外 の大衆音楽の総称」です。つまり、ロックもジャズも演歌もポピュラーミュージックです。そしてそれらの音楽のルーツはアメリカにあります。
で は、アメリカで最初のポピューラミュージックっていつ頃のどんな音楽でしょうか? アメリカで商業的な音楽のマーケットが成立するのは大体1930年代〜 40年代くらいで、その頃流行っていた音楽はジャズです。当時一般的なリスナーにとってのジャズとは、言い切ってしまうとダンスのBGMでした。アメリカ 人は今でもパーティーが大好きですが、 娯楽が今よりも少なかった時代は、パーティーが本当に楽しみなイベントだったようです。 そして今も昔もパーティーでは必ず音楽をかけて踊ります。今でこそ携帯プレーヤーに何十時間分もの音楽を詰め込めますが、当時は生バンドを呼んで演奏して もらっていました。
そしてこの頃のジャズが50年代にはオールディーズのロックンロール、60年代にはビートルズと、時代と共に変遷し て、現代の音楽まで繋がって来ます。つまり、ポピュラーミュージックというのは、本質としてダンスミュージックとしての側面を持っています。そしてそのダ ンスフィールの要がドラマーです。ドラマーのビートが気持ち良いから、みんな気持ち良く踊れるんです。
しかしフィールというのは主観に依 る物なので、例えばドラムスクールで、これが気持ち良いフィールだから、こういう音楽を聴いて、こういうスタイルを目指しましょう、等という訳にはいきま せん。あくまで自分なりに、自分自信のアイデンティティーとして、気持ちのいいフィールとドラムスタイルを確立していくのが、ドラマー、ミュージシャンと いうものです。
音楽を聴くというのは、多分に自分の世界における自己満足なので、自分の部屋で自分一人で好きな曲を聴いている時などは、 リラックスして、心身ともに音楽を楽しむ事が出来るはずです。それが、人前だったり、楽器の前に座ったりすると、とたんに緊張して力んでしまいます。リ ラックスするためには、楽器の前に座った時に、自分の部屋で自分一人で気持ち良い音楽に酔いしれる、あの感覚になれる事がとても需要です。
ま た、普段聴いているお気に入りの曲の中から、ノリが好きな曲、例えば聞いていると、自然に音楽に合わせて体を動かしたくなってしまうような曲を練習用のプ レイリストに入れておきます。そうした曲に合わせて何度も繰り返しビートを叩くことによって、自分が音楽を聴いて気持ちよくなるという感覚と、ドラムを叩 いて気持ちいいという感覚が一致して来ます。
具体的な練習法がある訳ではないので、とりとめもなくだらだらと長文になってしまいましたが、時々こういった事を考えてみて、自分なりに気持ちのいいドラムというのを追求してみるのは、とても大事な事だと思います。
まずは一にも二にも、音楽をたくさん聴きましょう。そして音楽を気持ち良いと感じる感性をとことん磨きましょう。
聴いている人や一緒に演奏している人が、気持ちよくて自然に音楽に合わせて体を動かしたくなる様な、気持ちよいフィール。ビート、グルーブ、スイング・・・言い方はいろいろありますが、これこそ、間違いなくドラマーに取って一番重要な事です。今回はそんなフィールについて考えてみたいと思います。
ド ラムに興味をお持ちで、この記事を読んで下さっている方のほとんどは、ポピュラーミュージックを志向されている事と思います。ちなみに、ここで言うポピュ ラーミュージックとは、日本でジャンルの一つとして使われるポップスと言う言葉とは少し語感が違います。ポピュラーミュージックとは「クラシック音楽以外 の大衆音楽の総称」です。つまり、ロックもジャズも演歌もポピュラーミュージックです。そしてそれらの音楽のルーツはアメリカにあります。
で は、アメリカで最初のポピューラミュージックっていつ頃のどんな音楽でしょうか? アメリカで商業的な音楽のマーケットが成立するのは大体1930年代〜 40年代くらいで、その頃流行っていた音楽はジャズです。当時一般的なリスナーにとってのジャズとは、言い切ってしまうとダンスのBGMでした。アメリカ 人は今でもパーティーが大好きですが、 娯楽が今よりも少なかった時代は、パーティーが本当に楽しみなイベントだったようです。 そして今も昔もパーティーでは必ず音楽をかけて踊ります。今でこそ携帯プレーヤーに何十時間分もの音楽を詰め込めますが、当時は生バンドを呼んで演奏して もらっていました。
そしてこの頃のジャズが50年代にはオールディーズのロックンロール、60年代にはビートルズと、時代と共に変遷し て、現代の音楽まで繋がって来ます。つまり、ポピュラーミュージックというのは、本質としてダンスミュージックとしての側面を持っています。そしてそのダ ンスフィールの要がドラマーです。ドラマーのビートが気持ち良いから、みんな気持ち良く踊れるんです。
しかしフィールというのは主観に依 る物なので、例えばドラムスクールで、これが気持ち良いフィールだから、こういう音楽を聴いて、こういうスタイルを目指しましょう、等という訳にはいきま せん。あくまで自分なりに、自分自信のアイデンティティーとして、気持ちのいいフィールとドラムスタイルを確立していくのが、ドラマー、ミュージシャンと いうものです。
音楽を聴くというのは、多分に自分の世界における自己満足なので、自分の部屋で自分一人で好きな曲を聴いている時などは、 リラックスして、心身ともに音楽を楽しむ事が出来るはずです。それが、人前だったり、楽器の前に座ったりすると、とたんに緊張して力んでしまいます。リ ラックスするためには、楽器の前に座った時に、自分の部屋で自分一人で気持ち良い音楽に酔いしれる、あの感覚になれる事がとても需要です。
ま た、普段聴いているお気に入りの曲の中から、ノリが好きな曲、例えば聞いていると、自然に音楽に合わせて体を動かしたくなってしまうような曲を練習用のプ レイリストに入れておきます。そうした曲に合わせて何度も繰り返しビートを叩くことによって、自分が音楽を聴いて気持ちよくなるという感覚と、ドラムを叩 いて気持ちいいという感覚が一致して来ます。
具体的な練習法がある訳ではないので、とりとめもなくだらだらと長文になってしまいましたが、時々こういった事を考えてみて、自分なりに気持ちのいいドラムというのを追求してみるのは、とても大事な事だと思います。
まずは一にも二にも、音楽をたくさん聴きましょう。そして音楽を気持ち良いと感じる感性をとことん磨きましょう。