8ビートのバリエーション
前 回説明した8ビートの基本パターンを体に叩き込んだら、少しずつバリエーションを覚えて、引き出しを増やして行きましょう。今回ご紹介する2つのパターン は、どちらも前回のパターンにベースドラムをひとつ増やしただけです。定番中の定番のパターンなので、繰り返し練習して、体で覚えましょ う。
ここで、下 の譜例を見て下さい。8ビートでは、右手の8分音符が言わば定規の様な役目を果たしています。どういう事かと言うと、今の段階で練習している基本的な パターンでは、スネアとベースドラムは全て、右手のハイハットが打っている8分音符と重なります。まず右手の8分音符を正確にキープ出来るようになりま しょう。その上で、ハイハットとスネア・ベースドラムがハイハットと合う様に演奏して下さい。
こ のように練習する事によって、正確なビー トが演奏出来るようになります。気持ちのいいフィールや、強烈なグルーブを作り出す事とは少し別の事かも知れません。しかし、特に初心者の方が他の楽器と 演奏する時に、このポイントをしっかり押さえておけば、最低限他人に迷惑をかけない演奏をする事は出来ます。これは実は非常に重要な事です。