だいぶ間隔をあけてしまいましたが、この前ご紹介した Lewis Nash の4小節ソロの2コーラス目です。 ルイス・ナッシュはソロのアイデアがとにかく豊富です。中にはとても真似できないようなものもありますが、今回の4つのソロ(多分1つ目は除く)は比較的シンプルなアイデアと言えるでしょう。特に4つ目のソロは初心者でも比較的簡単にチャレンジできると思います。
ジャムセッションでドラムソロが回ってくるのに怯えている初心者は多いと思います。4バースはとにかくいろいろな人のソロをたくさん聞きましょう。そして簡単と思えるものからどんどん挑戦しましょう。まずはアイデアの引き出しを増やすことが大事です。最初はセッションでソロが回ってきたら、覚えた通り使えばいいのです。そうやって場数を踏んでいけばすぐに慣れることができます。 4バース、8バースの練習をするにはルイス・ナッシュは素晴らしいお手本です。
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今回は90年代を代表するジャズドラマー、ルイス・ナッシュのドラムソロです。 Lewis Nash は私が学生だった90年代、シーンを席巻したドラマーです。とにかく売れっ子で、予定表は3年後までびっしり埋まっているというエピソードがありました。そして今までに400枚を超えるレコーディングに参加。ジャズの歴史上、最もレコーディングしたミュージシャンの一人に数えられています。 サイドマンとしてそこまでの需要があるというのは恐るべきことです。様々な音楽のスタイルや状況に柔軟に対応して、常に素晴らしい音楽を作っていくことができるんです。一言で言うと柔軟で幅広い対応力と深い音楽性、ということになるんだと思います。 ドラマー目線では技のデパートということが出来ます。正確で高速なスティックコントロール、様々なアイデアを盛り込んだドラムソロは圧巻です。 今回は Tommy Flanagan の Sunset and the Mockingbird というライブレコーディングの一曲目 Birdsong から、4小節と8小節のドラムソロです。 3コーラスに渡り、ピアノとドラムのトレードをしています。まずは最初のコーラスの4バースです。
続きはまた後日! 2つ前の記事で取り上げた Carl Allen のドラムソロの続きです。前回のセカンドリフとドラムソロのトレードから続く、32小説のコーラスソロです。上のYouTubeの音源の3分46秒あたりから始まります。 私がCarl Allen に対して、特にCarl と同世代の Lewis Nash と比べた時に抱く印象は、細かい高速フレーズを詰め込んだ様なフレーズではなく、シンンプルで音数少なく、いい意味で大雑把気味。潔いかっこよさを感じます。特にこのソロは歌いやすい印象的なフレーズがとてもかっこいいと思います。 4/5拍子が突然出てきますが、ここはおそらくちょっとしたハプニングだと思います。厳密にカウントしながら譜起こしするとこうなるというだけで、深い意味はありません。
久しぶりにジャズのドラムソロです。 先日 Benny Golson を見に行ってきました。90歳とは思えないほど元気で、素晴らしいライブでした。ベニーゴルソンはもちろん演奏も素晴らしいいですが、とにかく話が面白い。まさにジャズの歴史の生き証人です。 今回は Art Blakey & The Jazz Messengers 当時の話をたくさんしてくれて、とても嬉しかったです。ベニーの話を聴いていると、目の前でArt Blakey や Lee Morgan が話をしている様子が生き生きと目に浮かんで来ます。同じフィラデルフィア出身だから、今度は Philly Joe Jones の話も聞きたいな。 今回もドラマーは Carl Allen でした。Carl Allen は私がジャズを聴き始めた頃、一番最初に好きになった現代のドラマーでした。とくにピアニストの Benny Green のアルバム、Testifyin'! は何度も聞きました。ちなみにこのレコーディング、ベースは当時まだ若干19歳!!の Chirstian McBride です。 このアルバムの中でも2曲目の Humphrey は特にかっこいい曲です。昔大坂さんのボーヤをやらせてもらっていた頃、大坂さんがいたずら弾きっぽく、このソロで遊んでたいのを今でもよく覚えています。 今回譜面を上げるのは、3分11秒から始まる、セカンドリフとドラムソロの掛け合いです。 このあと32小節のコーラスドラムソロに入りますが、それはまた後日。
一年位前に2曲ほどドラムのパターンをこのブログに載せた Christian Scott の新しいアルバム Ancestral Recall を聴きました、まだじっくり聞いていませんが、ドラムのパターンが印象に残った Forevergirl のパターンです。 細かいリズムが印象的で、パッと聴いた印象は昔流行ったdrum'n bassみたいなサウンドだなと思いました。4拍子ですが、取り方によっては、7/8 と 9/8 みたいなフレーズになっています。
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4月 2024
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